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◆Vol.9-2 ~清水俊文監督より~(GWメルマガ2008.08.27号に掲載)


皆様お久しぶりです!監督の清水です。

とうとう、放送も後半に突入しましたね。
全13話のこの作品、これからは、作品を代表するあのエピソード、
このエピソードが次々と登場します。
楽しみにして下さい!

さあ、9話は「片想いかもしれない」です。
後半のキーパーソン、『五十嵐巳夜』の登場です。
原作を読んでいる方は、これからの展開に目が離せませんね!
テレビで「グリーン・ウッド」を知った方は、
この五十嵐、「要チェック」です~!

原作では、五十嵐は不良らしく「ロングスカート」だったのですが、
思い切って「ミニスカート」に変更しました。
(いちおう「ロング」もはかせてみたのですが、チョット…だったので…)

この五十嵐巳夜、名前に「夜」が付いているだけあって、かなりの夜行性で、
今回は以前の回と比べても格段に「夜」のシーンが増えています。

これが、撮影では大問題だったのです!
本当の夜には、外のシーンを撮らないと『もったいない』ので、
室内の夜シーンは窓に「暗幕」を張って、昼間に撮影したのですが、
撮影したのは7月下旬、夏真っ盛りの季節・・・

寮にはクーラーなどあるはずもなく、
スタッフ、キャストともサウナの中での撮影となりました。
季節設定的には、4月下旬ですので、
キャストもみんな長袖で、さぞ辛かった事でしょう。
4話で一生懸命「汗を付けて」撮影していた頃が懐かしいです・・・

昼間のシーンも真夏の太陽に照りつけられて、クランクアップする頃には、
スタッフはみんなこんがりと真っ黒になっていました(笑)

でも、その頑張りが、画面に出ていると思いますので、
目を凝らしてよーくご覧下さい!

話は変わりますが、この「グリーン・ウッド」、男子校の話だけあって
登場人物のほとんどが「男子」なのですが、
五十嵐の登場によってそれが一変します。
ラスト近くの川沿いのシーンなどは、
「光流」以外は全て「女子」という日がありました。

スタッフも「グリーン・ウッド」らしくない女だらけのシーンに
戸惑いながら撮影していました(笑)。
といっても、完成作品では一瞬なんですけどね・・・

そして、今回から「キャラソン」(キャラクターソング)が登場します!
誰の歌が、どんなところに使用されているか、
楽しみにお待ちください!

ではでは、「ここはグリーン・ウッド」第9話。
お楽しみください!


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◆Vol.10 ~清水俊文監督より~(GWメルマガ2008.09.03号に掲載)

監督の清水です。

第9話「片想いかもしれない」、いかがでしたでしょうか?

とうとう五十嵐が登場しましたね。
五十嵐役の「吉倉あおい」さんは、実は中学2年生なのですが、
頑張って高校生役を演じてくれています。
怒鳴るシーンは本当に迫力があって、
本番中の「怒鳴り」に監督の自分がビックリしちゃったほどです(笑)。

クライマックスのバトルシーンはいかがでしたか?
グリーン・ウッドにしてはめずらしく、光流以外は女子ばかりの撮影で、
男子寮の世界にどっぷりだったスタッフは、かなり戸惑っていました・・・

そして、応援に駆けつけた『グリーン・ウッド軍団』!
大勢いるように見えましたか?
そうです。またまた合成してしまいました~!
橋が長くて全体を埋める事が出来なかったため、
合成技術を駆使して人数を増やしているのです。
運動会、さらに今回と、何故か自分が担当する回は大人数が出る話が多いなぁ。

そのクライマックスで、渚がやって来て叫んだ後、
忍が『タヌキのお面』をかぶって隠れるカットがありましたね。
原作に詳しい方ならお分かりだと思いますが、
実はあのお面は「若い力」に登場するはずだった物なんです。
登場シーンをカットせざるを得ず、もったいないので今回登場してもらいました。
楽しんでいただければ嬉しいのですが・・・
(「若い力」での、カットした忍と体育教師のシーンは、もったいないので、
弘兄がインタビューを受けるシーンの後ろでその演技をやっています。
DVDで、もう一度見て下さいね~)

第9話では、池田光流くんのキャラソンを使用しました。
ノリのいい曲で、聞いた時からバトルシーンに合うのではないかと思ったのですが、
実際に合わせてみてもピッタリだったので、驚いてしまいました。
出来ればもうちょっと長く使いたかったかな~、という印象です。

これからもどんどんキャラソンが出て来ますので、お楽しみください!

さてさて今回放送の第10話は、「雨やどり」です。
原作ファンにはおなじみの人気エピソード、やっと登場です!

入学したばかりの光流と忍のフレッシュさを出すため、
光流は前髪をちょっと変えてみました。
(実は、4話のバケツの水をかける回想シーンでも変えていたのですが・・・)
忍は、いつものクールさを抑えて、笑顔を多めに演じてもらっています。

また、全編回想なので、いつもと色調を変えてみました。
少し淡い感じにしているのですが、果たして分かっていただけるでしょうか?

今回は、いつものレギュラーメンバーが登場しない代わりに、
新キャラが多数出演しています。
その中には、11話以降の話で再び登場する人物もいますので、
楽しみにご覧下さい!
さらに、以前登場した「春加」と「栗原」も再登場しています!!

クライマックスの『図書室』のシーンは、
「放送直前スペシャル」や「accessさんのCM」でフライング気味に
数カット露出していたのですが、
実は、あのカットはオープニング用に撮影された物だったのです。
(オープニングの編集段階で、残念ながらカットになりました)
ですので、今回10話を撮るにあたって、改めて全てのカットを撮り直しました。
「放送直前スペシャル」は、DVDにも収録されるそうですので、
見比べてみるのも面白いかも知れませんね!

そして、今回は誰の「キャラソン」が登場するでしょうか?
楽しみにお待ちください!

ではでは、「ここはグリーン・ウッド」第10話。
お楽しみください!


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